2017年 03月 02日

渡辺明さんの剛直さに感服した


田丸九段のブログを読んでいて、状況が進展したことに安堵した。

伝聞で入ってきた情報は危ない。デマゴギー的な発言かもしれないから。

三浦さんのインタビュー記事で、「あいつだけは許さない」と書いた云々というのも、まず三浦さんはそういうことは言わないだろうし、人格的に難しいと思う。せいぜい「あの人の発言はちょっと・・・ショックでしたけど・・・」が訛って、「あいつだけは~」となったはず。

公共の場、マスメディアという公器を用いて、中傷的な言い回しにすると、読者はそれを真に受けるから、「読者が読みずらいだろうな」と思っても、三浦さんの言葉をストレートに発信した方が良かったと思う。


三浦さんがスマホで見ていたのは、飼っている柴犬の写真だろうと推測するが、これは実体験から来ている。動物を見ると、それだけで落ち着くから。新婚の奥さんではなかったはずだ。


今回の「ズル」について、まず有り得ないと分かるのは、プロ棋士でなくとも、アマでもそうだが、「待った」して勝っても嬉しくないのだ。「待った」とは「ズル」のことだが、自分がズルして勝っても嬉しくないのに、相手がそれをするわけがない。ましてやA級とくれば尚更だ。

渡辺さんはもう記者会見を開いて全面謝罪する以外の選択肢はなくなったと思う。これ以上時間が延びるとロクなことはない。尊敬する谷川浩司さんと羽生善治さんが多大な心痛を体験しているのを見たり、将棋ファンが嘆息しているのを記事から推測したりしていると、自然に慚愧の念が込み上げてくるだろうが、ここは問題を早期に収束させるために、動く時だと思う。

今回のことは何もかも前例がないために、本人もどう対処していいものか逡巡しているのかもしれない。原発事故みたいなものだ。

渡辺さんが素直に疑いを払拭できないのは、離席数がそれまで前例のないほどだったというのが、最も大きいはずだが、相手が嘘をついているか、いないかを検証できる方法というのは、実は存在する。

「奇跡体験アンビリーバボー」か「特命リサーチ200X」のどちらかで放送されていたのが、「嘘をつくと、人間の目の瞳孔は収縮(拡大だったかも)する」というもの。もし幾らかの疑心暗鬼が残っているのなら、警視庁などは多分、この方法を実施しているはずなので、試してみるのが簡単だが、これをするともう、社会的信用の失墜は確実なので、難しいところだ。

もう一つは、「植物に電極を付けて、電荷を測定する装置の、針の動きを観察する」というもの。植物は(犯罪の)現場を全て目撃しており、犯人がその植物の前に立つと、「この人だ!」とばかりに針が大きく揺れ動くのだ。でもこれは将棋会館の休憩室に植物がないと無理なので、実際的でない。その他、心拍数や心臓の鼓動の変化などでも、分かると思う。

それにしても今回のことで分かったのは、渡辺明さんの強心臓ぶりだ。私なら中傷されたり、羽生さんに迷惑がかかったと気づいた時点で、「ごめんなさい」と謝っていた。

渡辺さんは「運」などの、抽象的要素の介在を許さない実証主義者で、目に見える物理化学的な検証に耐えうるもの以外は信じない、現実主義者なのだなと思った。



参考にさせていただいたサイト

「と金の横歩き」

「ゆにわのうたひ」


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by saiyans | 2017-03-02 11:26 | 将棋


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