2017年 03月 05日

連盟理事の穴は誰が埋める?


今回、色々な問題に直面して、意外と棋士の方々は、ハッキリとものを言わないのだなという感想を持った。

ツイッター記事しかり、ブログしかり、あまり仲間のことについて関心がないような・・・。まあ、私も人のこと言えないのだが、「見て見ぬフリはできない」という気概が伝わってきたのは渡辺正和五段だけという悲しみに、しばらくの間、ボナンザと指すのも止めていた。

連盟の再建には、どれくらいの人的投資が必要だろう?モラリティー強化のために外部から指導員を補充するというのでは、団体としての面目が立たないので、やはり連盟内部の人間で、人格的に適任な人を見つけるしかないだろう。

そうすると、普段からの素行が高潔かどうかで判断することになる。

個人的に、「この人は偉い」と思ったのは以下の方々。


候補者1 久保利明九段

言わずと知れた関西棋界の兄貴

「豊島さんとの対局に遅刻した際に、棋士会会長の半年間の報酬を返上した男」として記憶され、「兵庫の希望の星」と個人的に命名させていただいた。

「この人は名前負けしてないな」と思った。遅刻については、これ以外にもペナルティが課されるのに、自分から願って報酬を返上していた。「男の中の男」とは久保さんのことを言うのではないですか?

「できることなら、あなたの子供を産んでみたい」という女性ファンが急増したはずだ。三浦さんの離席について疑問が浮かんだようだが、今は疑惑も晴れて、連盟再建に奔走してくれると見た。


候補者2 佐藤慎一五段

2016年11月18日のツイッター記事から優しさが伝わってきた。米長会長は日和見タイプを嫌ったが、佐藤さんはハッキリと自分の心情を述べていた。酒で悲しみを和らげ、仲間の将来について苦悩し、共に寄り添った。「名は体を表す」を地で行くのは佐藤さん、あなたのことだね・・・素直にそう思えた。


候補者3 渡辺正和五段

怒りが感じられた当時のツイッター記事に男気を見た。コンピュータ将棋が好きで休場し、学者をやっておられる飯田弘之六段のように、自分の適性に合った分野を受け持つと力を発揮するというなら、法律、経営などの分野で本領を発揮してくれそう。連盟内の細かな制度改革や、今後の運営面での対策、立案など、法整備系の任務が合っている気がする。


田丸九段のブログのコメント欄には、将棋を愛する人たちが沢山の書き込みをしているが、あれを見て、「心強いなー」と思った。瀬川晶司さんの本で、アマチュア将棋指したちが本気で将棋の未来を憂いていると書かれていたが、本当だったのだなと分かった。

やっぱりプロの指す将棋は魅力的で、その感想戦も観ていて面白くて、講座も良い、女流棋士も良い、年配棋士の奮闘も良い、観戦記者の記事も良い、創造された棋譜も、詰将棋も良い。棋士たちが書く文章も良い。

究極のボードゲーム日本将棋最高。



参考資料

「泣き虫しょったんの奇跡」 講談社
瀬川 晶司 著

佐藤慎一 ツイッター

Panapon.com
「久保利明九段、棋士会副会長の半年間の報酬返上することが判明」


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by saiyans | 2017-03-05 02:50 | 将棋


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