2017年 03月 18日

会長職とツイッター


要職に就いている方がツイッターをするのは、一種の社会エチケットだと思う。

というのも、今回の問題でモメた時に、羽生善治さんが奥様のツイッターを借りて、事の真意を発信するという必要性が生じたからだ。

谷川会長もツイッターをやるべきだった。「集合知」と言われるが、多くの知見を得た後に、意志決定をするとよかった。

マスメディアは裏を取って、情報の確実性が約束されないと、受け手に伝えられないから、記者会見という公式の場を必要とするわけだが、ツイッターやブログはそれと同等の価値を有するため、発言の弁明時や、意見発信の場として、持っておくと何かと便利なのだ。

そこで佐藤会長は、ツイッター・アカウントを開設することが必須になる。

でも、ツイッターは消耗する。私も止めた後に、ブログに向かう体力が回復したので、本当はやるべきでないのは理解できる。でも公人の場合は、自分の知らない所で拡大解釈が為されて、それが本意のように流される危険性があるため、やはり自己救済手段としても備えておいた方が良いと思うのだ。

バラク・オバマ元大統領などもツイッターをやっているが、メディアに印象操作されたり、意図しない方に誘導されるのを防ぐためにも必要とみて、保険の1つとしてやっているのだろう。

羽生さんたちがツイッターをやらない理由としては、コメントが荒れるのを嫌ったり、返信が必要なのではないか、という不安があると思うが、初めに「書かない」と宣言しておけば、気にすることはない。「コメントへの返信はしない」というルールを事前報告しておけばいいのだ。

それと、米長邦雄さんのように「フォロー0」で行くとプレッシャー回避になると思う。フォローしない人がヘコむのでは?という心配もないし。

速報性と即時性がメディアに必要とされる時代になって思うのは、新聞などの旧媒体は、もうデジタル発信だけで行けるな、ということ。印刷代や輸送費などのコスト削減にもなるし、環境破壊も食い止められるため、完全移行の時期だと思う。

「将棋世界」もデジタルになったが、年一でいいから英語版を発行してもらえると海外ファンは嬉しいと思う。将棋界で英語が分かる高橋 和さんや将棋ファンにお願いして、翻訳してもらえれば有難い。「Kendo World」のように、海外の剣道家たちの、心の拠り所になっている雑誌があるが、この専門誌もなかなか発売されないため、大事さが増す。

「将棋世界」は月一の発行なので、その有難味が分かりづらいが、隔月誌に移行すれば、大切に取り扱うようになるかもしれない。少なくともそう簡単に売ったりしなくなると思う。


日本に来て数ヵ月という19歳のアメリカ人が、日本語でスラスラ日常会話するのを見ると、日本国の英語教育の欠陥が浮き彫りになる。

彼らに話を聞くと、「聴き取り」と「日本語会話習得」が最初で、「読み書き」はその後だということだった。右脳による感覚的把握が最初で、左脳の論理的理解が後なのだ。

日本の場合はファースト・ステップが「読み書き」で、セカンド・ステップが「英会話」という、逆のステップになっている。左脳の論理性で最初に頭をガチガチに固めてしまうのだ。これは物理学を論理的に勉強し過ぎて、神が理解し難くなるプロセスと似ている。

このことからするに、小学校の6年間は一切「読み書き無し」の、英会話習得期間に当て、中学から書けばいいと思う。当然だが、英語教師はネイティブ並に会話できることが条件だ。

このような英語教育が為されていたら、「将棋世界」を英訳する人員がワンサカいて、翻訳に困ることはなかっただろう。


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by saiyans | 2017-03-18 12:39 | 将棋


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