ラーマの日記

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2014年 01月 11日

開祖たちは一人で修行して悟っている

孤独に耐えられない者は神に到達できない・・・かも。


開祖たちは1人で修業している。


ゴータマ・シッダールタ(後のブッダ)は最初苦行を選んだが、この方法ではアートマン(超越意識)を知ることができず、後に瞑想に専念して、ガヤの菩提樹の根元でアートマンに到達。城を出て7年後だった。


ジャイナ教の開祖マハー・ヴィーラはブッダと同時代の人で、王族に生まれたが30歳で出家し、瞑想13年目でアートマンに到達。


イエスは瞑想ほか様々な霊的修行を試み、17年かけてアートマンに到達。


空海はマントラ(真言)を唱え続けて7年後に、室戸岬でアートマンに到達。マントラはジャパ(唱名と同じ効果があると言われる。※空海は娑婆に姿を現した後に直ぐ山に入っているが、この「空白の7年」を含めると、ヴァシシュタ・アドワイタ(神の子の段階)を得るのに7年かかり、さらにアドワイタ(神実現)を得るために7年修行したかもしれない。トータル12年~14年修行したと思う。


ブッダ29歳、イエス16歳、空海18歳で家を出る。ラーマクリシュナ・パラマハンサは、ある寺院の僧侶になって家を出る。そこで12年間修行し、アートマンに到達。アマチは家を出ず、在家のまま神の化身クリシュナの名を唱え続け、アートマンに到達。モーセはシナイ山で瞑想・贖罪の生活に入りアートマンに到達。ラマナ・マハリシは瞑想でアートマンに到達。彼ら聖者は、出家時に聖典は全て捨てている。アートマンの知識以外は全て相対知なので、必要性を見い出せずに捨てたのだろう。


空海は幼い頃、仏像を粘土で作って遊ぶ。18歳で山に入り、修験道の行者と共に修行していた時期があったかもしれない。山での生き方が身に付いてからは、おそらく単独で、あちこち場所を変えながら修行に励んでいたはずだ。

四国八十八ヵ所の「お接待」は空海後からなので、修行時に施しをもらうのも大変だったろう。それでも、ある沙門に教わった「虚空蔵菩薩求聞持法」のマントラを一心に唱え続け、室戸岬でアートマンに到達したようだ。


唐に留学時、空海が中国語を流暢に話せたのは、アートマンを認識していたからだろう。「神(アートマン)を手に入れれば、全ては思いのままです」とサティア・サイババも言っていたから。

「数え切れないくらい良いことをしていれば、やがては因果の宇宙にも入っていけるだろう。因果の宇宙に入れば、自ずから全て護られる」とも言っていた。

古代中国の老子も「道(タオ)に到達すると、蚊や毒虫に刺されない。道(アートマン)と一体化しているからだ」と言っていた。脳波が常にδ波(デルタ波)の、「目覚めた眠り」という状態でいられる。これがサマーディーと言われる意識状態だ。サマーディーには、心のパターンのみが消滅する「サヴィカルパ・サマーディー」と、心そのものが消滅する「ニルヴィカルパ・サマーディー」があるそうだ。


「12年間精液を出さないでいると、体内に “メダ神経” という新しい神経ができて、あらゆることを思い出し、記憶し、理解することができるようになる」とラーマクリシュナ・パラマハンサは言っていた。こうなるとサンスクリット語も一発暗記だ。空海が驚異的な理解力を示したのも、メダ神経が備わったためだろう。

「強いブルホ(ブラーミン)なら、彼の道具に自分の力を与えることができる」とは、メキシコのヤキ・インディアン、ドンファンの言葉だが、彼がメスカリト(幻覚性植物)を与えた同族のエリヒオも、ドンファンから灌頂を受けた際には、空海のように既に相当進んでいた。前世でかなり修行したであろう人格を備えていた。


空海の特徴は幼少期に法華経を読んでいるところ。関西方面に現存する諸経典は、聖徳太子直筆のものが遺されていることからしても、祭祀の威力が強烈だ。佐伯氏が空海を授かることができたのも、両親が共に法華経を読んでいたためかもしれない。裕福な地方豪族なので、経典の読誦に恵まれても不思議はない。

空海の兄弟は、なぜ空海のようになれなかったのだろう?空海の時は、たまたま星回りが良い時期に両親が交わったのか、重要な祭祀を催した日に交わったのか、聖者や修験者の来訪時に施しをして、その日にたまたま交わったのか・・・。イエスもそうだが、空海にも、幼少期に既に現れる宗教的才能の片鱗がある。3歳~5歳までに宗教的、霊的体験をすると、「絶対宗教感」が得られるのだろう。固定観念的偏見が無いから、疑いが無い状態で修行できる。

空海は京都比叡山の千日回峰行よりも辛い修行体験を経ているが、修行方法については自分で手さぐりだっただろう。この点は、どの宗教の開祖も変わらない。しかし、「過去世で善行を為した幸運な人は、他の人たちよりも有利です」とサイババは言っていたから、彼ら開祖たちは相当の霊的修行か自己犠牲を前世で払ってきているはずだ。それによって長期の修行に身を投じられるほどの資格を得たのだ。


蛇足だが、私は幼稚園がイエズス会系だったので、祈りが初期に身に付いた。神に疑いをもたない。これは助かった。


空海の特徴

●生まれる前から両親が法華経を読んでいる。母親が妊娠中も法華経で胎教されるという幸運があった。

●修行時は本尊が虚空蔵菩薩で、後に大日如来を得た。

●孤独に耐えられる。

●時代的に感覚を汚すものが無い。だから心がキレイで純粋。テレビ、ラジオ、ネット、エロ関係などの悪影響が無い。

●初期の頃以外は文献学に依存していない。


「経典を学び尽くした博識の大学者でさえ、アートマンの真義を理解することはできない。アートマンの真義は直接の体験によってしか理解することはできない」、「一切の執着、欲望、偏見、憎悪の無い、清らかな知性によってのみ認識される」とサイババは言っていたから、体系的な知識を早期に離れて、修行に向かえた空海は幸運だったと思う。

空海も経典の学習が、ある種の偏見を生むと気づいて経典から離れたのだろう。学習の過程で得ていく高慢さも、アートマン認識の障りになり得る。これは現代教育を受けた者が陥り易い罠でもある。純粋意識であるアートマンは、不純な心によってはパフォーマンスを存分に発揮できない。


●砂糖菓子を食べないので、歯がキレイだったはず。

●車社会ではないので空気がキレイ。プラーナ(気)の、環境から肉体への流入が現代人よりも有利。

●工業化された時代ではないので、環境問題が無い。飲む水の水質が最高。食べ物も化学薬品や添加物、農薬、化学肥料の影響が無いので最高。

●一点集中力が強い。ラーマクリシュナ・パラマハンサ(子供の頃は算術が苦手だったと言っていた。神への愛というデバイス・ドライバーしか持ち合わせなかったのが幸いしている)も、イエスも、ブッダも強い。

●「意志」が、戒律の尊守の継続によって最高レベルにまで発達している。ダルマ(道徳)の尊守が凄い。

●女と金を克服している。多分女性の人生経験が過去の転生にある。女性性と男性性の、陰陽のバランスがとれている。


不肖私の場合・・・

孤独に耐えられない。寂しくなる。

女と金に弱い。

お金を捨てる勇気がない。

集中力が続かない。したがって瞑想が苦手。

水は塩素消毒で最悪。食もヤバイ。


有利なところ

サティア・サイババが本尊。ネットで良い情報、知識を広められる。経典のコピーも簡単。自転車があって移動が楽。


サイババは、「多様に見える宗教も、その根本は一つである。根本原理であるアートマン(超越意識・愛)は、どの宗教の教義とも矛盾しない」と言っている。この「宗教」の部分を「人種」と置き換えても、「仕事」と置き換えても通じる。

イエスは祭祀の最高峰であるジャパ(唱名)をしなかったから、修行に17年もかかったのかもしれない。


東方(日本)に生まれた空海は、恵果和尚に過去世での約束通り会うために、唐に渡ったのだろう。又は「120人いる国士たちの通訳として私の力が必要になる」と思ったか、海で遣唐船が災難に遭い、なんとか大陸に辿り着いたものの、身分を証明できない同朋の困難を霊眼で知ったか・・・、修行の成就によって過去・現在・未来を見通す視力を得た空海は、その時点で自分が演じる役割が解っており、遣唐船の派遣時期に突如現れたのだろう。

あの時、海を渡った空海に出会った大陸の人たち(中国人)は、皆圧倒されたそうだから、空海は日本のブランド力を大陸に残して、後世の私たちが中国から一目置かれるようにするために渡ったのかもしれない。1100年後に大陸が共産化(無神論化)された時、密教も廃棄されるであろう危機を霊眼で視て知った恵果が空海を呼んだのかもしれない。


実際、現在の中国には密教が残っていないので、中国から僧侶たちが高野山に学びに来ている状態だ。

中華系の人種(新モンゴロイド系)は戦乱の度に、前の代の文明的遺産を焼き尽くしてしまうので、日本はアジアの貯蔵庫として貴重なのだそうだ。中国の学者たちも、自分たちの祖先の足跡を探るために、日本に学びに来ていたりするのだ。

中国は、今の反日思想もそうだが、多分昔は大陸内でも権謀術数が酷かったのだと思う。そうやって相手方を憎ませて自分たちの保身を図るやり方は、現在の中国共産党にも明確に受け継がれている。今は共産党の存続のために、日本が利用されているだけなのだ。


話を空海に戻すと、「弘法にも筆の誤り」と言われるが、空海の筆の誤りは実際は無くて、文字の最後の点を、筆を投げて刻むために、わざと書き込まなかったのだろう。


空海は「本の虫」にはならなかった。過去世の常習に支配され、修行をしたい欲求に促されて修行に入る。豪族の三男に生まれれば、後継ぎの荷重がかからない。修行に入り易いポジションにいた。空海の母親は、空海を身籠った時に、天竺(インド)の高僧がお腹に入った夢を見たという。


サイババはアートマンとして当然、青年だった真魚(まお。後の空海)の激烈な修行を内側で視ていただろう。努力に応じて祝福するのがサイババだから、真魚の努力が合格点に達した瞬間、「よし」と判断してアートマンを授けたのだろう。

やはり豪族という身分はクシャトリヤ(武人)だから、ブッダやサイババの家系と同じだ。霊的進化の階梯では、クシャトリヤは上から2番目だから、ほんの少し修行して浄化すればアートマンに届く。イエスもダビデ王の家系なので、血統はクシャトリヤだ。


聖者はヴァイシャ(商人)やシュードラ(隷民)の家系には、滅多に生まれ出ない。おそらく三生くらい修行しないと清まらないカルマ(行為)の蓄積が下の二生(ヴァイシャとシュードラ)にはあるのだ。シュードラの場合は3歳くらいから修行に入らないと失敗しそうだ。前世で利己的な生き方をしてきたかもしれないので、誕生から直ぐに矯正するくらいでないと魂が清まらない気がする。


インドのカースト制度は元々、至高神がヴェーダ(天啓聖典)を作った際に定めたものだから、身分差別ではない。上からブラーミン(僧侶階級)、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラと4種あり、ブラーミンは利己心が無く、常に他者を自分よりも優先し、クシャトリヤは、まず他者の利益を考えた後で自己の利益を考える者であり、ヴァイシャは、まず自己の利益を考えた後で他者のことを考え、シュードラは、自分のことのみを優先する意識状態にあると言われる。


ゴータマ・シッダールタ(ブッダ)は、神の化身クリシュナが聖典「バガヴァッド・ギーター」の中で述べた、困難な修行に取り組んだ。形が無い者(アートマン)への念想だ。イエスは、光としての神に瞑想したとサイババは言っていた。聖仙ヴァールミーキは、ジャパ(唱名)でアートマンを悟ったそうだ。


空海は死期を予言してその通りに死んだ。サティア・サイババもそうだった(インド暦・太陰暦で95歳)。空海没後1200年経つから、そろそろアートマンを実現した者が日本にも1人は出るはずだ。



参考資料


「空海コレクション1」 ちくま学芸文庫

空海 著 宮坂 宥勝 監修 頼富 本宏 翻訳


「弘法大師 空海全集」 筑摩書房

空海 著 弘法大師 空海全集編輯委員会


「三教指帰」中公クラシックスJ16 中央公論社

空海 著 松長 有慶 著 福永 光司 翻訳


「空海の風景〈上,下〉」 中公文庫

「空海の風景〈上〉」 中公文庫

司馬 遼太郎 著


NHKスペシャル 空海の風景

NHKエンタープライズ


知ってるつもり?!」 日本テレビ

弘法大師 空海

2000年10月29日放送


「知ってるつもり?!」 日本テレビ

三蔵法師 玄奘三蔵

2001年9月2日放送


「タオ-老子」 ちくま文庫

加島 祥造 著


「ジャイナ教―非所有・非暴力・非殺生 その教義と実生活」論創社 渡辺 研二 著


「慈悲・仏陀の教え」 サティア サイ出版協会

サティア・サイババ 著 


「英知 - ニャーナ・ヴァヒニ」

サティア サイ オーガニゼーション ジャパン刊

サティア・サイババ 述 サイダス 監訳


「バガヴァン シュリ サティア サイババとの対話」

サティア サイ オーガニゼーション ジャパン刊

J・S・ヒスロップ 著 牧野 元三 監訳


「サイババ イエスを語る」

サティア サイ オーガニゼーション ジャパン刊

サティア・サイババ 述 牧野元三 和訳


「ウパニシャッド」

シュリ・サティア・サイ・出版物日本刊行センター

サティア・サイババ 著 若林 千鶴子 翻訳

「バガヴァタ・バヒニ」―クリシュナの奇跡― 蝸牛社

サティア・サイババ 著

若林 千鶴子 訳


「サイババ 神の降臨」 中央アート出版社

大橋信史 著


「神の詩」― サイババが語る「さとり」への道 中央アート出版社

サティア サイババ 述 青山 圭秀 監修 宇野 梵悦 翻訳


「バガヴァッド・ギーター」 岩波文庫

上村 勝彦 翻訳


「インドの光 聖ラーマクリシュナの生涯」 中公文庫

田中 嫺玉 著


「不滅の言葉」(コタムリト) 中公文庫

田中 嫺玉 著


「聖母アマチの教え」- ヴェーダの叡智 - [改題新版] 知玄舎

西田みどり 著


「マハーバーラタ」第二巻 - 森の巻 - 三一書房

聖仙ヴェーダ ヴィヤーサ 著 山際 素男 翻訳


「あるがままに」― ラマナ マハリシの教え

ナチュラルスピリット

デーヴィッド ゴッドマン 原著:編集 福間 巌 翻訳


「呪術師と私― ドンファンの教え」 二見書房

カルロス・カスタネダ 著 真崎 義博 翻訳


「未知の次元」― 呪術師ドン・ファンとの対話 講談社学術文庫

カルロス・カスタネダ 著 名谷 一郎 翻訳


お経の本-真理の智慧をひらく仏の言葉の集成

New sight mook―Books esoterica 学研


「ムー」 学研

総力特集 弘法大師 空海


比叡山 (別冊太陽) 平凡社

比叡山 延暦寺 監修


「奇跡のリンゴ-『絶対不可能』を覆した農家 木村秋則の記録」 幻冬舎文庫

石田 拓治 著 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」製作班(監修)


「水は答えを知っている」その結晶にこめられたメッセージ

サンマーク出版

江本勝 著


出雲王朝の隠された秘密―浮かび上がる古代の神々と国のかたち

(ベールを脱いだ日本古代史Ⅲ)ハート出版

坂本 政道 著


「戦争論1.2.3」 幻冬舎

小林 よしのり 著


ゴーマニズム宣言SPECIAL「天皇論」 小学館

小林 よしのり 著


「バガヴァッド・ギーター」 岩波文庫

上村 勝彦 翻訳


サティア・サイババ ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/サティヤ・サイ・ババ


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by saiyans | 2014-01-11 00:56 | 人間の霊性についての考察


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